Excelを使った離散・離散逆フーリエ変換
Excelを使って離散フーリエ変換の練習をしてみます
8画素を準備して、0.25、0.5、0.25(1,2,1)の平滑化フィルタを離散フー リエ変換してみます。下の図は u=7 における計算例です。
1. はじめに、u の欄を全部0にしてR(0)およびI(0)を計算します。
2. つぎに、u の欄を全部1にしてR(1)およびI(1)を計算します。
3. 同じようにu の欄を全部2〜7にしてR(u)およびI(u)を計算します。
4. これにより、R(0)〜R(7)、I(0)〜I(7)が求まります。
5. [R(0)、I(0)]、[R(1)、I(1)]・・[R(7)、I(7)]で
を計算して、横軸にu(0〜7)、縦軸にSQRの値をプロットすれば離散フーリエ
変換した結果の周波数特性が求まります(下図)。
離散逆フーリエ変換の練習をしてみます
前の0.25、0.5、0.25の周波数特性を離散逆フーリエ変換して元の0.25、0.5、
0.25になることを確かめてみましょう
Excelで計算した周波数特性「R(0)、I(0)]、[R(1)、I(1)]・・
[R(7)、I(7)]の値は下の結果となっています。(確かめは各自おこなって
ください。)
隅関数のsin部分の和は0であると離散逆フーリエ変換で述べましたが、上の結
果では0となっていませんが、これはパソコンで計算しているためだと思って
ください。0でなくても0としても問題ありません。
では、Excelを使用して離散逆フーリエ変換を計算してみます。
先の離散フーリエ変換した値を赤マルマークのR(u),I(u)に代入してEXcelで計算してください。
算出された青マルマークAとBを加えると離散逆フーリエ変換の計算は終了です。
結果は下のようになり、元に戻ったことが理解できると思われます。