放射線関連機器管理責任者問題(模擬試験)
1.放射線関連機器管理責任者として誤ってるものはどれか
@放射線関連機器の性能維持と経済性を確保し良質かつ適切な医療サービス向上に努める。
A放射線関連機器ごとに必要な管理計画を作成する。
B従事者に対し機器管理についての教育訓練を実施する。
C放射線機器管理の全責任を任されている。
D業務報告を受けたときは必要な指示を与える。p111
○
○
○
×
○2.ユーザによる点検項目で点検方法として誤っているものはどれか
@操作環境の点検・・・・・目視
A接地の確認・・・・・・・・・目視
B消耗する部品の確認・・・・・・・目視
C自動停止装置の確認・・・・・・・目視p137(表ー15)
○
×アース線の接続確認
○
×動作させて機能確認3.焦点寸法試験で誤っているものはどれか
@ピンホールカメラ法またはスリットカメラ法を用いて行う。
A微粒子のX線フィルムと増感紙を用いて行う。
Bフィルムのベース濃度を含むカブリ濃度は0.3以下とする。p148
○
×増感紙は使用しない
×0.2以下4.短時間定格のX線出力の再現性試験で誤っているものはどれか
@管電流計で測定する。
A線量計または蛍光量計で測定する。
B測定は30分以内に10回の測定を行う。p147
×
○
× 1時間以内に10回5.装置の清掃で消毒剤として誤っているものはどれか
@塩素系消毒剤・・・・・・・・・・・・・・使用可能
A塩化ベンザルコニウム・・・・・・・・使用可能
Bホルマリンガス・・・・・・・・・・・・・・使用不可能
C消毒エタノール(合成ゴム・合成樹脂には不可)・・・・・・・・・・・・・・使用不可能p163
×
○
○
×6.医用電子加速装置の毎月試験する項目で誤っているものはどれか
@線量モニタシステムの1日内の校正の安定性
A照射野の表:X線照射野の表示(数値照射野および光照射野)
B線量モニタシステムの再現性
Cアイソセンタからの指示
Dアイソセンタからの放射線ビーム軸の変位p175
○
○
× 6ヶ月
○
× 6ヶ月7.I・Iの交換時期として誤っているものはどれか
@輝度低下が40〜50%になったとき
AGXが50になったとき
B1年を経過したとき
Cコントラストが低下したときp119
○
× 100
×
×8.X線出力の確認で誤っているものはどれか
@管電圧の誤差は±10%以内であること
A管電流の誤差は±20%以内であること
B撮影用タイマーの誤差は±(20%+1ms)以内であること
C管電流時間積の誤差は±(10%+0.2mAs)以内であることp125
○
○
× 10%+1ms
○9.X線装置はその制御方式から次のように大別できる
@インバータ式X線高電圧装置
A変圧器式X線高電圧装置
Bコンデンサー式X線高電圧装置p125
○
○
○10.法的な位置づけと確認として誤っているものはどれか
@医療機器は製造業、販売業、修理業では薬事法、医療施設では放射線障害防止法によって主に規制されている。
A保守点検の実施主体はメーカーである。
B医療法での保守点検の実施の施行期日は平成8年10月1日である。p111
× 医療法
× 医療機関自ら
○11.自動露出制御システムのX線出力の安定性で誤ってるものは
@被写体の厚さを一定にしておいて、管電圧の変化に起因する濃度変化は0.15
A管電圧を一定にしたおいて、被写体の厚さの変化に起因する濃度の変化は0.20
B管電圧および被写体の厚さの両者の変化に起因する濃度の変化は0.20
C管電圧および被写体の厚さとも変化しない場合の濃度変化は0.20p126
○
○
○
× 0.1012.電源一次回路の耐電圧確認で誤っているものは
@定格標準電圧が50Vを超え150V以下のとき1000V
A定格標準電圧が150Vを超え250V以下のとき1500V
B定格標準電圧が250Vを超えるものでは2×(標準定格電圧)+1000Vp126
○
○
○13.増感紙とフィルムの密着性測定で誤っているものは
@平織金網で直径0.7mm・メッシュ8のものを2枚のアクリル樹脂板に挟んだ試験板を用いる。
A管電圧70KVで観察できる最適濃度となるように管電流および撮影時間を設定し撮影する。
Bフィルムをシャウカステンに装着し3m以上離れ観察する。
C白くみえる部分は、増感紙とフィルムの密着が不完全な部分である。p156
○
○
○
× 白く → 黒く14.10%面積コントラスト比の測定で誤っているものは
@試験器具はI・I入射面視野寸法の10%の面積を持つ直径で厚さ3mm以上の鉛板を用いる。
AI・I入射面の中心にできるかぎり接近させ固定する。
BX線照射野をI・I入射面視野寸法に絞り、管電圧60KV・管電圧0.5〜1mAで照射する。p153
○
○
× 50KV15.I・I変換係数の測定で誤っているのは
@X線照射野をI・I入射面視野寸法に絞る。
A半価層7mmAlの線質になるような付加フィルタ(22mmAl程度)を置く。
B管電圧80kVにて透視X線を照射してI・I入射面の空気カーマ率とI・I出力面の輝度を測定する。
C線量率1mR/sは空気カーマ率8.7μGy/sに相当する。p154
○
○
× 75KV
○16.日常点検の記述で誤っているものは
@日常点検は装置を使用する側が毎日行うもので、装置を安全かつ効率よく利用するために重要な点検であり始業前と終業後におこなわれる。
A始業点検は毎日の撮影業務を行う前に装置の安全性、動作、性能確認におこない30分程度の短時間の点検時間でおこなう。
B点検方法には目視点検、触手点検、聴音点検などがある。
C終業点検は造影剤、血液などで汚染された装置の清掃が中心となる。
D装置使用中に一時的な障害が発生し自然復帰、リセット復帰したような現象があった場合には、障害が発生した状況に装置を設定し再現性の確認をして記録に残すことも必要である。p132
○
× 5〜10分
○
○
○
17.受け入れ試験に関す記述で誤っているものは
@受け入れ試験は放射線関連機器の新規購入に際して必ず行わなければならない。
A受け入れ試験の目的は、放射線関連機器の経済性と常に良好な性能を維持し、患者さんの放射線診療を円滑に行うことにある。
B受け入れ試験は新規購入装置の契約仕様をメーカがユーザに保証するものであり、装置の員数、性能、品質などを確認するため、メーカ立会いのもと、ユーザが責任をもって行う。
C受け入れ試験は、その後の日常点検、定期点検を行う際の基本データとなるので可能な限り、再現性のある試験方法で行い、計測方法、内容結果は具体的、定量的に記録し、保管することが必要である。p116
○
× 経済→安全
×メーカ立会い→ユーザ
ユーザが→メーカが
○
18.X線映像装置の記述で誤っているものは
@X線映像装置は、X線イメージインテンシファイア(I・I)装置、映像分配器(デストリビュータ)、X線TVカメラ装置、TVモニタに分類されるが、設置施設の品質管理の立場からはI・I装置とX線TV装置に大別される。
A映像装置の経時的性能低下は、画質の劣化による診断機能の低下、また、X線装置への過負荷および被検者へのX線被ばくの増加など臨床上悪影響を及ぼす。
B映像装置の中で最も経時的劣化の著しいものとしてI・Iの輝度低下があげられる。I・I交換の目安は、一般TV装置においては相対輝度が初期値の50%以下、循環器装置においては相対輝度が初期値の20%以下に低下したら交換するのが望ましい。
p129
○
○
× 20%→70%
19.ガンマーカメラの記述について誤っているものは
@検出器に使用されているクリスタルは大型の単結晶であるので、温度的・機械的ショックに弱い。
A結晶であるヨウ化ナトリウムは潮解性があるため湿度の高い環境に長時間置かれると潮解、黄変し、画像の均一性を著しく低下させる。
B一般にガンマーカメラを使用しないときには、検出面を下向けにすることが一般的である。p198
○
○
○20.MRIの記述で誤っているものは
@マグネットには永久磁石と超伝導磁石をもちいたものがある。
A磁場強度は0.2Tから3.0Tが主流である。
B超伝導型のマグネットには液体窒素が入っており、この液体窒素でニオブチタンなどでできた超伝導コイルを4K(−269℃)まで冷やすと電気抵抗が0になる。
C液体窒素の蒸発を抑えるために、コールドヘッドと呼ばれる冷凍機が取り付けられており常時運転している。p181
○
× 0.2Tから1.5T
× 液体ヘリウム
× 液体ヘリウム